ピエル・パオロ・パゾリーニ『アッカトーネ』(1961)[☆☆☆]@La Pagode
フランス人がバカンスに出かけてしまい、街には観光客が溢れる八月は映画興行に適した時期とは言えないらしく、新作映画の公開本数が格段に減ってしまう。その代わりにリバイバルや特集上映が盛んに行われることになる。MK2 BeaubourgとLe Champoでは溝口特集があり、St.Andre des Artsでは毎年恒例のベルイマンだ。パゾリーニの処女作はLe Pagodeでのイタリア・メロドラマ特集より(これをメロドラマと呼ぶかどうかは議論があるところだが)。