2005-01-01から1年間の記事一覧

2005年・オペラ&コンサート・ベスト10(日付順)

・コリン・デイヴィス=フランス国立管弦楽団 @シャンゼリゼ劇場(1月14日) ベルリオーズ/「幻想交響曲」・ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」@オペラ・バスチーユ(4月12日) エサ・ペッカ・サロネン(指揮)、ピーター・セラーズ(演出)、ワルトラウト・マイ…

ダグラス・サーク『There's Always Tomorrow』(1956)[☆☆☆☆]@シネマテーク ダグラス・サーク『翼に賭ける命 The Tarnished Angels』(1958)[☆☆☆]@シネマテーク シネマテークのサーク特集も最終日。体調を崩して、まともに通えなかったのが残念。重厚なメロド…

午前中は滞在許可証の更新に出向く。始発の地下鉄で行って、建物に入るのに何時間も待たされたのは今は昔。数年前からネット予約制になって待たされることも無くなった。ただし、予約は取りにくく、のんびり構えていると有効期限が切れても更新できないまま…

グザビエ・ボーヴォワ『若き警官』(2005)[☆☆☆]@Gaumont Parnasse ヴァレリー・ルメルシエ『パレ・ロワイヤル!』(2005)[☆☆1/2]@Gaumont Parnasse グザビエ・ボーヴォワの長編第四作目は、来月の「カイエ週間」@日仏学院で上映予定。アル中から仕事に復帰し…

トミー・リー・ジョーンズ『メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬』(2004)[☆☆1/2]@Gaumont Parnasse

フランソワ・オゾン『Le temps qui reste(残された時間)』(2005)[☆☆☆]@MK2 Odeon アトム・エゴヤン『Where the true lies』(2005)[☆☆☆]@Le Saint-Germain-Des-Pres 今年のカンヌ出品作を二本。オゾンの新作は自らの死に向き合う男の姿を描いた、『まぼろし…

バレエ『白鳥の湖』 @オペラ・バスチーユ ルドルフ・ヌレエフ(演出)1984年 オレリー・デュポン(オデット/オディール) マニュエル・ルグリ(王子) カール・パケット(ウォルフガング/ロットバルト) 年末年始のバスチーユはヌレエフ版「白鳥の湖」。…

ダグラス・サーク『All I Desire』(1953)[☆☆☆☆] @シネマテーク ダグラス・サーク『Take Me to Town』(1953)[☆☆☆1/2] @シネマテーク バーバラ・スタンウィック主演の『All I Desire』は『悲しみは空の彼方に』を予告するようなメロドラマ。同年に撮られた『…

アイブラハム・ポロンスキー『苦い報酬』(1948)[☆☆☆☆] @ポンピドゥー・センター ツァイ・ミンリャン『浮気雲』(2005)[☆☆☆] @MK2 Beaubourg ポンピドゥー・センターではマーティン・スコセッシ特集。彼の全作品上映だけではなく、スコセッシのセレクション…

テレビ雑誌ながら、映画批評がなかなか充実しているテレラマ(Telerama)誌の今週号に2005年のベスト10が発表されている。 編集部選出ベスト10 1.『ダーウィンの悪夢』(フーベルト・ザウパー) 2.『マッチ・ポイント』(ウディ・アレン) 3.『真夜中のピアニ…

寒い。ベルリンは本当に寒い。 だからといってホテルに閉じこもってては埒があかないので、まずはホテルに近いバウハウス資料館へ。建築関係の展示を特に面白く見たが、大量のポストモダン建築が建ち並ぶ現在のベルリンの迫力には劣る気もした。続いてペルガ…

イージージェットのベルリン行きは、昨日のリナーテ空港ではなくマルペンサ空港。こっちの方がメインの空港らしいが、ミラノ中心部からは離れていてバスに揺られて約一時間(5ユーロ)。天気が良かったので空港からアルプスの山々を望むことが出来た。 空港…

9月に続いて再度ベルリンを訪れることにしたのは、この週末にフィルハーモニーでベルリン・フィルとウィーン・フィルの演奏会が連続して開かれるのを知って、居ても立っても居られなくなったという訳。前回の飛行機はルフトハンザだったが、今回は安く上げよ…

年の瀬ということで、今週の「アンロック」誌(Les Inrockuptibles)には2005年の映画ベストが発表されている。 批評家選出ベスト10 1.『Last Days』(ガス・ヴァン・サント) 2.『Les Amants reguliers』(フィリップ・ガレル) 3.『A History of Violence』…

バイロイト音楽祭より来年のチケットが届く。かれこれ10年ほど申し込んできて、今回目出度く当選。世界で最も入手しにくいチケットの一つであり、聖地巡礼は長年の念願であっただけに感無量。ただチケットの方は単なる素っ気無い厚紙。下方に転売防止の為に…

フランス放送フィルハーモニー @シャンゼリゼ劇場 ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮) ワディム・レーピン(ヴァイオリン) * * * ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第一番 ショーソン/「詩曲」 ビゼー=ワックスマン/カルメン幻想曲 ブラームス/交響曲第二番 …

プロコフィエフ『三つのオレンジへの恋』@オペラ・バスチーユ ギルバート・デフロ(演出) シルヴァン・カンブルラン(指揮) パリ・オペラ座管弦楽団 フィリップ・ルイヨン(クラブの王) チャールズ・ワークマン(王子) ハンナ・エステール・ミヌティッ…

ダグラス・サーク『愛する時と死する時』(1958)[☆☆☆☆] @シネマテーク ダグラス・サーク『悲しみは空の彼方に』(1959)[☆☆☆☆] @シネマテーク この二本をまとめて観てしまった今夜は、サーク特集のハイライトと言うべきだろう。

フランス放送フィルハーモニー @シャンゼリゼ劇場 チョン・ミョンフン(指揮) ベートーヴェン/交響曲第九番「合唱付き」 別に12月だから第九という訳ではなく、今週の放送フィルは最後のシンフォニー特集で、月曜にシューベルト「未完成」&「グレート」…

ダグラス・サーク『風と共に散る』(1956)[☆☆☆☆] @シネマテーク 11月下旬からパリは突然寒くなりました。そのせいか、妙なウイルスに冒されて先週の後半から寝込んでしまい、フランスで初めて病院にも行く羽目に。これまで魔除けと思ってかけてきた留学生保…

ダグラス・サーク『Thunder on the Hill』(1951)[☆☆☆1/2] @シネマテーク ダグラス・サーク『奇蹟 The First Legion』(1950)[☆☆☆] @シネマテーク * * * 物語は全く異なるものの、二本とも修道院を舞台に、前者はフリッツ・ラング張りの厳格なサスペンス、後…

ダグラス・サーク『Week-end with Father』(1951)[☆☆☆1/2] @シネマテーク * * * 優れた映画作家は必ずコメディの名手であるといった主旨の言葉を述べていたのは、確か蓮實重彦であったと思うのだが、これはその言葉を証明するような、サークには珍しいコ…

フランス国立管弦楽団 @シャンゼリゼ劇場 クルト・マズア(指揮) サラ・チャン(ヴァイオリン) * * * チャイコフスキー/序曲「1812年」 ヴァイオリン協奏曲 交響曲第四番 * * * マズア&国立管のチャイコフスキー・チクルス第三夜。冒頭の「1812年」から…

マーラー室内管弦楽団 @シャトレ座 ダニエル・ハーディング(指揮) ピエール=ローラン・エマール(ピアノ) * * * ウェーベルン/「弦楽四重奏のための五つの断章」(管弦楽版) モーツァルト/ピアノ協奏曲第十八番 シューマン/交響曲第二番 * * * 今日…

サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 @シャンゼリゼ劇場 ユーリ・テミルカーノフ(指揮) デニス・マツーエフ(ピアノ) * * * ラフマニノフ/「ヴォカリーズ」 ピアノ協奏曲第三番 交響的舞曲 * * * ロシア最強のオケと1998年のチャイコフスキ…

ダグラス・サーク『パリのスキャンダル A Scandal in Paris』(1946)[☆☆☆☆] @シネマテーク * * * 先週からシネマテークではサーク特集。オペラ、コンサート通いと、急に寒くなってきた為の出不精で出遅れてしまったが、来週からはしっかりと通うつもり。 …