スパイク・リーインサイド・マン』(2006)[☆☆☆] @Gaumont Parnasse
娯楽映画の枠組みの中でスパイク・リーの演出が冴えを見せている。サスペンスの部分には引き込まれるし、皮肉やユーモアを程良く交えつつ、しっかりとドラマを構築していくあたりは巧みで、この完全犯罪の物語を『オーシャンズ11』レベルには留まらない知的なものへと引き上げている。