プッチーニラ・ボエーム」@ロイヤル・オペラ(ロンドン)

指揮: Philippe Jordan(フィリップ・ジョルダン
演出: John Copley(ジョン・コープレイ)
ロドルフォ: Marcelo Alvarez(マルセロ・アルバレス
ミミ: Katie Van Kooten(ケイティ・ヴァン・クーテン)
マルチェッロ: William Dazeley
ショナール: Jared Holt
コッリーネ: Alexander Vinogradov(アレクサンドル・ヴィノグラドフ)
ムゼッタ: Nuccia Focile
BMIの安い航空券があったので、Toussaintの祝日を利用してロンドンに行ってきました。最大の目的は初めてのロイヤル・オペラ。
客席を見ての印象は、パリのガルニエとは大きく異なり観光客の比率が低いこと。ここは幕間に飲み食いをするスペースが広く取られていて(巨大な吹き抜け空間で気持ちがいい)、上流階級の社交場という側面が色濃く残っていることが印象に残った。ただ、その割りには休憩時間が短すぎる気がした(二度の休憩を挟んだが、20分ではゆっくりトイレにも行けない)。
上演の方は、アルバレスが評判に違わぬ素晴らしさ。ロイヤル・オペラ生え抜きのヴァン・クーテンもしっかりとした美声を聴かせていた。パリ・オペラ座のプロダクション同様、かなりオーソドックスで古典的とさえ言える演出だったが、こういう方がプッチーニの世界を満喫するには適していると思う。