ダグラス・サーク『Week-end with Father』(1951)[☆☆☆1/2] @シネマテーク
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優れた映画作家は必ずコメディの名手であるといった主旨の言葉を述べていたのは、確か蓮實重彦であったと思うのだが、これはその言葉を証明するような、サークには珍しいコメディ。やもめ同士が出会う前半部分のルビッチ張りの洗練に対して、後半は子供と動物を遺憾無く使ったドタバタへと展開する。