ダグラス・サーク『Thunder on the Hill』(1951)[☆☆☆1/2] @シネマテーク
ダグラス・サーク『奇蹟 The First Legion』(1950)[☆☆☆] @シネマテーク
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物語は全く異なるものの、二本とも修道院を舞台に、前者はフリッツ・ラング張りの厳格なサスペンス、後者はカール・ドライヤー張りの静謐な宗教ドラマへと加速度的に展開していく。それでいて、ラングにもドライヤーにもならないのは、クローデット・コルベールシャルル・ボワイエもちっとも修道士に見えないからなのか、それともそれがサークだからなのか。