transparence2005-12-17

イージージェットのベルリン行きは、昨日のリナーテ空港ではなくマルペンサ空港。こっちの方がメインの空港らしいが、ミラノ中心部からは離れていてバスに揺られて約一時間(5ユーロ)。天気が良かったので空港からアルプスの山々を望むことが出来た。
空港に着いてから、そこがターミナル1であって、イージージェットが発着するのはターミナル2であることに気付く。シャトルバスに数分乗って(結構離れている)到着したターミナルはチャーター便や貨物便が主に発着するターミナルで、一通りの設備は整っているものの、便数は少なく人気が無い。これも格安航空会社の宿命。これだから空港には余裕を持って着かなければならない。ベルリン行きは結構空いていて、並びの3席を独り占めしての快適なフライト。学生旅行風の若者が多い。
4時過ぎに到着すると、ベルリンはもう日が暮れかけている。今回は旧東ベルリンの空港であったシェーネフェルト空港に到着。ここは専ら格安航空会社(イージージェットが発着便の約半分を占めていて、専用のターミナルがある)とアエロフロートといった東欧系の航空会社が使用している。空港から近郊電車に50分ほど乗って(急行だと30分強)動物園駅に着く。やはりテーゲル空港の方がアクセスはずっと良い。これもまた、格安航空会社の宿命。前回同様、動物園近くのホテルにチェックイン。腹ごしらえは、もちろん丸パン付きのソーセージ。
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団フィルハーモニー
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ウェーベルン/九つの楽器のための協奏曲
ストラヴィンスキー詩編交響曲
チャイコフスキー交響曲第五番
前半のウェーベルンストラヴィンスキーも面白く聴いたが、この日はメインのチャイコに尽きる。いつもの高い指揮台の上から繰り広げられるバレンボイムの指揮に応えようと、世界最強のベルリン・フィルが時に音色を乱しながらも懸命に演奏していた。些か繊細さには欠ける気もするが、パワフルな推進力は見事。終演後にはスタンディング・オベーションとなり、オケが去った後もバレンボイムは舞台に呼び戻されて喝采を浴びていた。