モーリス・ベジャールパリ・オペラ座バレエ団 @オペラ・バスチーユ
中国の不思議な役人
「扉とため息のためのヴァリエーション」
ボレロ
バスチーユでの今シーズン最後のバレエはベジャール・プロ。やはり最大の見ものは男版と女版が交互に上演される「ボレロ」だろう。この日は女版で、1961年ブリュッセル・モネ劇場での初演時のヴァージョン。赤い「お立ち台」に乗ってソロを踊るのはモダンを得意とするエトワール、マリー=アニエス・ジロー(ちなみに男版のソロはニコラ・ル・リッシュ)。長い手足を活かし、男性ダンサー達を従えて踊る様は気品と風格に満ち溢れている。